フランスと日本の未来 2012 10 27
私は、2012年7月8日に、
日本経済新聞Web刊の映像ニュースを取り上げて、
「フランスでは、社会党のオランド大統領が、
フランス海軍の原子力潜水艦に乗船し、
ブルターニュ沖を航行した」ということを書きました。
ここで何が言いたかったのかというと、
フランスでは、右派も左派も、
「国家の独立」ということに関しては変わらないということです。
つまり、強い信念を持っているということです。
それに比べて、日本の左派(左翼)は、
かつて、非武装中立などという、実にバカげたことを主張していたのです。
これでは、まるで「見たいところだけ見て、
見たくないところは見ない」という少女漫画の世界です。
フランスと日本の未来 2012 7 8
日本経済新聞Web刊の映像ニュースでは、
「フランスのオランド大統領が、
フランス海軍の原子力潜水艦に乗船し、
ブルターニュ沖を航行した」とあります。
フランス大統領の原子力潜水艦の乗船は、
1974年のジスカール・デスタン大統領以来ということです。
フランスの軍事予算は、
対GDP比で比較すると、日本の2倍以上となっています。
金額ベースで見ても、日本を上回っています。
これは、フランス国民にとって、かなり重荷になっているはずです。
それでも、フランスは、こうした路線をやめないと思います。
そこに、「国家の独立」というフランス人の強い意志が現れていると思います。
もし、フランスが、日本のように、
「安全保障はアメリカに任せて、商売に専念する」という政策を取っていれば、
フランスも、日本のような経済大国になっていたかもしれません。
アメリカ人のジョセフ・ナイ教授は、こう言っています。
「日本には、三つの選択肢がある。
日米同盟の堅持・強化、
フランスのような自主独立路線、
あるいは、21世紀の大国となる中国の属国化だ」
しかし、将来、アメリカの国力が低下すると、
日本は、フランスのような国防政策を取る必要があります。
つまり、日本は、核武装し、
さらに原子力潜水艦も保有し、
日本の国力も考えれば、軍事衛星も打ち上げることが必要でしょう。
(すでに、日本は、軽空母を2隻保有しています)
これが20年後か、30年後か。
いずれにせよ、20年も30年も、あっという間に過ぎてしまいますので、
調査や研究は、今のうちから推進すべきでしょう。
日本にとって、フランスの国防政策や外交政策は、
大いに参考になるはずです。
「フランス研究」は、日本の将来にとって、有益です。
オスプレイ空母 2012 9 23
現在、日本国内において、
オスプレイの飛行訓練が始まっていますが、
その安全性において、住民の反対があるので、
私は、当初、日本が保有する空母で、
オスプレイの飛行訓練を実施する方法があると思っていました。
日本の空母は、アメリカの原子力空母とは違って、
海外の軍事雑誌では、「軽空母」と紹介されています。
それでも、大きさは、全長200メートルで、
イギリスの空母インビンシブル級に匹敵するほどです。
現在、建造中の空母を含めると、
日本は、空母を3隻保有しています。
建造中の空母は、さらに大きく、
全長250メートルで、
飛行甲板は、現在保有している空母の1.5倍の大きさになります。
これだけの大きさになれば、
その艦載機は、オスプレイが、ちょうどよいと思います。
(参考資料)
ニューズウィーク日本版 2012 4.4